
恵比寿_店舗改修工事

店舗のLED化および照明改修工事です。半個室のボックス席を中心に、間接照明を主体とした照明計画へ切り替えました。天井は設備を見せる仕様のため、配管やダクトを避けながら器具と配線を納めています。
施工内容
ボックス席の背もたれ上端に沿って、壁面を照らすLEDのライン照明を連続して納めました。コーナー部でも光が途切れないよう、器具のジョイント位置と見切り材の形状を調整しています。天井のレールにはスポットライトを配置し、テーブル面を照らす光を補いました。
既存の照明回路を調光対応に改修し、時間帯に応じて明るさを切り替えられる構成としています。天井スピーカーへの配線もあわせて施工しました。
間接照明の施工で気をつける点
間接照明は、光源が見えないことが前提の照明です。座った姿勢からテープライトの粒が直接見えると、意図した仕上がりになりません。本件では、実際に着席して見え方を確認しながら、器具の取付高さと見切り材のかぶり寸法を決めています。
連続したライン照明では、器具のつなぎ目に暗部が出やすくなります。ジョイント部の位置を席の中央からずらし、コーナーでは角度を調整して光の連続性を保ちました。調光時の色の変化も確認し、絞ったときに色味が揃うよう器具を選定しています。
設備を見せる天井での納まり
スプリンクラー配管、空調のフレキダクト、煙感知器など、消防と空調にかかわる設備は移設に制約があります。これらの位置を優先したうえで、照明器具と配線の経路を決めました。感知器の周囲は、散水と感知を妨げない離隔を確保しています。
調光と色温度について
飲食や接客をともなう店舗では、時間帯によって求められる明るさが変わります。開店前の清掃時には全体を明るく、営業時間帯は落ち着いた明るさに、といった切り替えが必要です。
調光を前提とする場合、器具の選定時に調光方式を揃えておく必要があります。方式が異なる器具を同じ回路に混在させると、正常に調光できません。
色温度も仕上がりを左右します。同じ空間に色温度の異なる器具が混在すると、光の色がそろわず雑然とした印象になります。本件では器具の色温度をそろえ、調光時の色の変化も確認したうえで選定しました。
間接照明を主体とする計画は、図面だけでは仕上がりを判断しにくい部分があります。本件では施工途中で点灯確認の機会を設け、意図した見え方になっているかを確認しながら進めました。

